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災害関連(カトリーナ台風、地震、それ以外の災害)の心理学英語論文のアブストラクトを日本語に訳したものです。興味がある方、物足りない方はリンクをたどって本文を入手してお読みください。(リンク先への移動にはやや時間がかかるのでご注意ください)
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2024/04/26  08:08:14
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2011/03/18  23:30:44
Factor structure of the acute stress disorder scale in a sample of Hurricane Katrina evacuees.
カトリーナ台風の避難民サンプルを用いた急性ストレス障害尺度の要因構造の検討
Edmondson, Donald; Mills, Mary Alice; Park, Crystal L.
Psychological Assessment, Vol 22(2), Jun 2010, 269-278.
http://psycnet.apa.org/journals/pas/22/2/269/

急性ストレス障害はあまり理解されていない、賛否両論の診断である(A. G. Harvey & R. A. Bryand, 2002)。本研究は確証的因子分析を用いて、もっとも広く使われている自己報告形式の急性ストレス障害の測定尺度である、急性ストレス障害尺度(R. A. Bryand, M. L. Moulds, & R. M. Guthrie, 2000)の要因構造をテストした。回答者はテキサス州オースティンにある赤十字緊急シェルターに避難してきたカトリーナ台風の被災者である。その結果、得られたデータは元々提唱されていた4要因構造にはうまくあてはまらなかった。しかし、代わりに2要因モデルを想定すると、データはうまくあてはまった。このモデルは、解離要因と正の相関をもつ二次的な苦痛要因(再体験、喚起、回避の要因の負荷が高かった)を含んでいた。急性ストレス障害の構成概念とその測定のインプリケーションが考察された。



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2011/03/18  23:21:20
On the viability of PTSD Checklist (PCL) short form use: Analyses from Mississippi Gulf Coast Hurricane Katrina survivors.
PTSDチェックリスト短縮版の実行可能性:ミシシッピ湾沿岸のカトリーナ台風被災者の分析から
Hirschel, Michael J.; Schulenberg, Stefan E.
Psychological Assessment, Vol 22(2), Jun 2010, 460-464.
http://psycnet.apa.org/journals/pas/22/2/460/

PTSDを測定する尺度として一般的なのはPTSDチェックリストである。Lang and Stein(2005)はチェックリストの項目から4つのサブセットを抽出し、そのうちの2つが一次医療のスクリーニングとして積極的に使用できることを示した。この4つの項目サブセットの有効性が、カトリーナ台風の被災者337名のサンプルを使って心理測定的に評価された。収集された項目と合計および収集された項目とクラスターの相関が算出され、Lang and Steinの研究で得られた結果と比較された。また、4つの項目サブセットの感度、特定性、全体の正分類率が評価された。Lang and Steinの研究とほぼ同様の方法を使えば、本研究のデータはPTSDチェックリストの異なるバージョンのスクリーニングの開発につながるだろう。しかし、いくつかの心理測定的観点(例えば高い感度)は示されたものの、今回のデータに基づくとLang and Steinのチェックリストを自然災害の被災者のスクリーニングとして実施することは正当化できなかった。


2011/03/18  22:11:49
Collaborating with African American churches to overcome minority disaster mental health disparities: What mental health professionals can learn from Hurricane Katrina.
アフリカ系アメリカ教会とのコラボレーションでマイノリティのメンタルヘルス傷害を克服する:カトリーナ台風からメンタルヘルス専門家が学べること
Aten, Jamie D.; Topping, Sharon; Denney, Ryan M.; Bayne, Tania G.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 41(2), Apr 2010, 167-173.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/41/2/167/

この質的研究の目的は、メンタルヘルスの専門家とアフリカ系アメリカ人の牧師と教会がどのように協力してマイノリティのメンタルヘルス傷害を克服したかを検討することである。ミシシッピ南部(カトリーナ台風の被害を直接受けた地域)の41名のアフリカ系アメリカ人の教会牧師があらしの約1年後に半構造化面接に参加した。大半の参加者はメンタルヘルスの専門家と協力することで(a)教育や支援のチャンスを広げたり、(b)評価の手続を主導したり(c)専門家との相談活動を提供したり(d)臨床的な側面にフォーカスしたサービスを提供したり(e)スピリチュアルな資源とサポートを活用させることにに関心をもっていた。さらに参加者たちは、どのように改良を加えていけば、これらの協力活動が災害後の需要を満たしたり、これまでにない応用を果たせるかについての見識をもっていた。本稿ではこれらの議論に引き続き、災害におけるアフリカ系アメリカ人の牧師や教会とメンタルヘルスの専門家の協力活動を発展させ、マイノリティのコミュニティの役に立ち、格差を是正していく上での支援となるような提言をいくつかしている。

2011/03/18  21:49:45
Mental health symptoms in youth affected by Hurricane Katrina.
カトリーナ台風の影響を受けた青少年のメンタルヘルスの兆候
Roberts, Yvonne Humenay; Mitchell, Monica J.; Witman, Marjorie; Taffaro, Craig
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 41(1), Feb 2010, 10-18.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/41/1/10/

  台風のような自然災害は子どもや若者に深刻な心理的損傷をもたらし、それは台風やその影響を被った若者の間で持続する可能性がある。カトリーナ台風以降の若者に何が必要かを理解するために、ルイジアナ州セントバーナード郡の職員が若者のニーズを調べる調査を依頼した。調査は、若者がカトリーナ台風以降約2年のあいだに、どのようにコーピングを行ったのかを測定した。調査の目的は、若者の報告する抑うつ、不安、心的外傷症状の持続性や深刻さを調べることであった。43名の若者の回顧報告によると、メンタルヘルス兆候の持続性は台風以前と比べて台風から2年の間に44~104%高まっていた。若者の報告するメンタルヘルス兆候のほとんどは台風の後に発症しており、たとえばカトリーナ到来の翌年には79%の回答者が新しいメンタルヘルス兆候の発症を報告していた。これらの回答者の大多数(56%)は、災害から2年たってもメンタルヘルスの問題を抱えていた。カトリーナ以降のメンタルヘルスの需要やサービスの提供、世間の反応、協調への努力に関するインプリケーションがまとめられ、今後の研究の方向性が提案された。


2011/03/18  21:30:22
Resource loss and relocation: A follow-up study of adolescents two years after Hurricane Katrina.
資源(財産)の損失と移住:台風カトリーナの2年後に行われた青少年の追跡調査
Blaze, John T.; Shwalb, David W.
Psychological Trauma: Theory, Research, Practice, and Policy, Vol 1(4), Dec 2009, 312-322.
http://psycnet.apa.org/journals/tra/1/4/312/

ルイジアナ南東部にある2つの高校の学生636名の、カトリーナ台風後の長期的な心理的インパクトが測定され、ニューオリンズ地域から退去した学生とそうでない学生の比較が行われた。退去した学生はより高い全般性の心理的苦痛と心的外傷後ストレスを報告した。また、年齢、資源の損失、移住の時間や距離、自尊心、楽観主義、台風との接触、性別といった要因が、全般性の心理的苦痛と心的外傷後ストレスを予測するかどうかが別々のモデルで検証された。どちらの階層的回帰モデルでも、予測因は有意であった。自尊心、移住の距離、楽観主義、資源の損失、台風への接触は全般性の心理的苦痛を有意に予測した。資源の損失、移住の時間、台風への接触、自尊心は心的外傷後ストレスを有意に予測した。予想していた通り、性別はいずれのモデルでも有意な予測因ではなかった。



2011/03/18  21:15:25
Hurricane Katrina's impact on the Mississippi Gulf Coast: General self-efficacy's relationship to PTSD prevalence and severity.
カトリーナ台風のミシシッピ湾沿岸への影響:全般的な自己効力感とPTSD罹患率と重症率の関係
Hirschel, Michael J.; Schulenberg, Stefan E.
Psychological Services, Vol 6(4), Nov 2009, 293-303.
http://psycnet.apa.org/journals/ser/6/4/293/

ミシシッピ湾沿岸のカトリーナ台風被災者399名に対する調査が実施され、PTSDと全般的な自己効力感の関係が検討された。仮説通り、全般的な自己効力感の高さはPTSDの罹患率と重症率と負の相関を示した。女性は男性よりもPTSDの重症度が高く、全般的自己効力感が低かった。また、台風のインパクトはPTSDの罹患率と重症度と正の相関を示した。年齢は全般的な自己効力感、PTSDの罹患率、重症度のいずれとも関係がなかった。性別はPTSDの罹患率とは関連していなかった。階層的重回帰分析と階層的ロジスティック回帰分析の結果でもPTSDと全般的自己効力感の強い関連が示された。研究の限界、今後の方向性や知見の実践的なインプリケーションが考察された。



2011/03/18  21:06:45
The role of creative thinking in resilience after hurricane Katrina.
カトリーナ台風後に創造的思考がレジリエンスに果たす役割
Metzl, Einat S.
Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, Vol 3(2), May 2009, 112-123.
http://psycnet.apa.org/journals/aca/3/2/112/

本研究は、創造的思考がレジリエンス(逆境に遭遇しても主観的な精神的健康を維持すること)のプロセスを、直接、またはパーソナリティやデモグラフィック要因の調整を受けたうえで予測することを仮説とした。カトリーナ台風で住居をなくした80名の被災者が調査に回答し、創造的思考の測定尺度、逆境の知覚、精神的健康、短縮版のパーソナリティ測度、デモグラフィック要因を答えた。補足として、17名の参加者の経験の質的な研究が、文脈上の枠組みの理解を補強した。その結果、パーソナリティ特性とデモグラフィック要因を考慮すると、オリジナリティーとフレキシビリティーが精神的健康を有意に予測した。特にオリジナリティーは外向性の有意な予測因となり、外向性は人生満足度の有意な予測因となった。また、フレキシビリティーとオリジナリティーは、アフリカ系アメリカ人の臨床ストレスと人生満足度を有意に予測したが、ヨーロッパ系アメリカ人では有意な結果ではなかった。さらにオリジナリティーとフレキシビリティーは、より大きな所得格差を報告した参加者のレジリエンスを予測していた。これらの知見とインタビューのトライアンギュレーション(異なる研究手法とあわせること)によって、レジリエンスとしての創造的思考の現れはSESや文化、社会構造の調整を受けるが、社会的特権や資源の普及といった状況では効果が隠されてしまう可能性があるという考えが支持された。



2011/03/18  20:42:01
Postdisaster supervisor strategies for promoting supervisee self-care: Lessons learned from Hurricane
災害後の監督職(中間管理職?)が部下のセルフケアを促進するための戦略:カトリーナ台風からの教訓
Katrina.Aten, Jamie D.; Madson, Michael B.; Rice, Alon; Chamberlain, Amy K.
Training and Education in Professional Psychology, Vol 2(2), May 2008, 75-82.
http://psycnet.apa.org/journals/tep/2/2/75/

本稿の目的は監督職が部下のセルフケアを促進できるような災害後の戦略を提供することである。これらの提言は災害関連の精神医療と監督調査に基づいており、また、著者が南ミシシッピ地方でカトリーナ台風の後の大学という環境の中で行った管理と教育経験に基づくものでもある。それぞれの提言を強調するという目的のためにも,著者の台風後の管理経験が提供されている。災害時に部下がポジティブなコーピング反応を発達させられるよう、監督者に部下のセルフケアツールを提供する。



2011/03/18  20:14:09
Psychologists and Hurricane Katrina: Natural disaster response through training, public education, and research.
心理学者とカトリーナ台風:トレーニング、公教育、研究を通じた自然災害への反応
Schulenberg, Stefan E.; Dellinger, Kirsten A.; Koestler, Angela J.; Kinnell, Ann Marie K.; Swanson, David A.; Van Boening, Mark V.; Forgette, Richard G.
Training and Education in Professional Psychology, Vol 2(2), May 2008, 83-88.
http://psycnet.apa.org/journals/tep/2/2/83/

本研究の目的は、臨床/災害心理学のモデルを記述し、一人の心理学者がどのようにカトリーナ台風直後にトレーニングを適用したかを説明することである。本稿の主な目的は臨床心理学を学ぶ大学院生をトレーニングして被災者を支援することや、公教育や普及、そして研究に関連する。心理学者は将来災害が起きたときに自分自身が似たような立場に置かれるかもしれない。それに研究と事例報告に基づく理論を結びつけることは、精神医療の専門家が達成すべきトレーニング方法や災害時に役立つような様々な役割について考える際のアイディアの元となるかもしれない。そして本稿では臨床/災害心理学の教えをカリキュラムに含めたトレーニングプログラムに対する提言がなされている。


2011/03/18  19:54:28
Clinical research after catastrophic disasters: Lessons learned from Hurricane Katrina.
壊滅的な災害の後の臨床研究:カトリーナ台風からの教訓
Flory, Kate; Kloos, Bret; Hankin, Benjamin L.; Cheely, Catherine A.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 107-112.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/107/

カトリーナ台風のような壊滅的な災害に襲われると、心理学者や他の精神医療の専門家たちはどのように資源を使って求められている役割を果たそうかと思案に暮れる。著者たちは、災害に対する反応の臨床研究を実施することが、専門家の貢献の一つであると主張する。しかしながら、臨床研究をデザインし実施することは困難な課題であることも、著者たちは認識している。特に、多くの災害に続いて生じる個人的・システム全体の混乱状態の中での実施は困難である。よって、著者たちは自分たちがカトリーナ台風への対応の一部として実施した臨床研究での経験について細かく記述を行った。どのように研究をデザインし、回答者の選抜やデータ収集にどう苦心したのか、そしてこの試みを通じて得られた教訓をまとめ、統合した。災害関連の研究をしようと考える人たちが著者たちの失敗や成功から何かを学べることを祈っている。


2011/03/18  18:01:50
Hurricane Katrina: Experiences of psychologists and implications for future disaster response.
カトリーナ台風:心理学差の経験と将来の災害に対する反応へのインプリケーション
Jones, Russell T.; Immel, Christopher S.; Moore, Rachel M.; Hadder, James M.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 100-106.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/100/

カトリーナ台風の上陸は、昨今のアメリカ合衆国における、もっとも強力で破壊的な自然災害の一つとして位置づけられる。それだけでなく、この台風は働く心理学者が直面する挑戦の新しい基準ともなりえるものだ。著者たちは台風後の自分たちの役割を説明し、回復のための地域活動だけでなく、(メキシコ湾)沿岸領域における取り組みについても説明した。この沿岸領域に何度も派遣されている第一著者の経験や見識が特にとりあげられた。また、住むところを失って、著者の地域に避難してきたカトリーナ台風の被災者少数に対する心理検査も実施された。著者たちは沿岸領域の救援活動において、心理学者や他の精神医療従事者たちが直面した多くの課題を記録し、将来の災害救援活動の第一歩となるであろう、いくつかの提言を行っている。その中には、心理学者が救援活動に参加する方法や、介入を実施する際に生じる課題、異文化対応能力、コミュニティの備えや科学的研究についてのものが含まれている。


2011/03/18  17:37:47
Reflections on Hurricane Katrina and its impact: One psychologist's experience.
カトリーナ台風とそのインパクトをふりかえる:ある心理学者の経験
Kamps, Jodi L.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 7-11.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/7/

ニューオリンズの住民で児童心理学者として活動している者として、カトリーナ台風を経験するというのは、一体どんなものなのか?本稿はある心理学者のカトリーナ台風の前、あいだ、そして台風後の経験を垣間見たものである。著者はこの嵐が自分の専門的・そして個人的な生活に与えたインパクトの詳細を語るだけではなく、台風やそれ以外の自然災害に遭遇するかもしれない他の心理学者にむけての実践的な提案もしている。


2011/03/18  17:30:06
Meeting mental health needs following a natural disaster: Lessons from Hurricane Katrina.
自然災害後の精神医療の需要を満たす:カトリーナ台風からの教訓
Madrid, Paula A.; Grant, Roy
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 86-92.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/86/

カトリーナ台風はルイジアナ州やミシシッピ州に住む数えきれないほど多くの家族に壊滅的な被害をもたらした。住居は破壊され、仕事はなくなり、家族はときには州をまたいで、連絡をとりあうこともできないまま、はなればなれになってしまった。災害後のストレス反応が生じることは一般的であり、脆弱性をもつ人がもっとも影響を受けてしまう。精神医療サービスは差し迫った需要を満たせるほど十分ではなく、災害後の精神医療の問題は長い時間をかけて現れることも多い。本稿では家を失ったり、避難生活を余儀なくされている子どもたちや家族のもつ、精神医療に対する需要や、この新しいレベルの需要に長期的に答えることのできる精神医療プログラムを開発するために必要なステップについて書いている。


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