忍者ブログ
ADMIN / ENTRY
最新記事
(04/12)
(04/11)
(04/08)
(04/07)
(04/06)
(04/05)
(04/04)
(04/02)
(04/01)
(03/31)
(03/30)
(03/29)
(03/28)
(03/26)
(03/25)
(03/24)
(03/24)
(03/23)
(03/23)
(03/22)
(03/21)
(03/21)
(03/21)
(03/20)
(03/20)
ブログ内検索
災害関連(カトリーナ台風、地震、それ以外の災害)の心理学英語論文のアブストラクトを日本語に訳したものです。興味がある方、物足りない方はリンクをたどって本文を入手してお読みください。(リンク先への移動にはやや時間がかかるのでご注意ください)
<<  2024/04  >>
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 
[43]  [42]  [41]  [39]  [38]  [37]  [36]  [35]  [34]  [24]  [33
2024/04/26  05:24:09
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011/03/21  10:44:10
Trauma and Temperament as Predictors of Intensity of Posttraumatic Stress Disorder Symptoms After Disaster.
災害後のPTSD症状強度の予測因としてのトラウマと気質
Strelau, Jan; Zawadzki, Bogdan
European Psychologist, Vol 10(2), 2005, 124-135.
http://www.psycontent.com/content/h2634143k260n743/

本研究は、洪水と鉱山事故で経験されたPTSD症状の予測因として、気質とトラウマが影響するかを検討した。サンプルは5種類であった。鉱山事故に巻き込まれた炭鉱作業員52名、異なる期間(3ヶ月~3年)洪水に被災した4グループ1041名である。そのうち2サンプルに対しては、反復測定が実施された。PTSD症状の測定には、著者の研究室で開発したPTSD要因版測度(PTSD-Factorial Version inventry)が使われた。気質特性の測定には、行動-気質形式特性測度(Formal Characteristics of Behavior-Temperament Inventory)が使われた。トラウマの強度と持続性は、面接によって測定された。データ分析としては、相関係数の算出と階層的回帰分析が行われた。その結果、活発さや苦境に耐える我慢強さ(endurance)といった気質特性は、緩衝材として働き、トラウマを引き起こす出来事の影響力を低めていた。一方、努力を積み重ねる粘り強さ(perservance)や情緒的感情反応の強さは、トラウマの影響力を増強させる因子として働いていた。すべてのサンプルにおいて、PTSD症状の強さをもっとも予測するのは、情緒的感情反応の強さだった。トラウマ測定の変数としてトラウマと情緒的感情反応の強さの両方が含まれていたグループにおいては、これらがPTSD症状の予測因の本質であることが示されていた。このことは測定時期が洪水被災後3ヶ月後であろうと、15ヶ月後であろうと、3年後であろうと同様であった。


PR
この記事にコメントする
お名前:
タイトル:
文字色:
メールアドレス:
URL:
コメント:
パスワード:   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
Powerd by NINJAブログ / Designed by SUSH
Copyright © 災害関連の心理学英語論文:要約日本語版 All Rights Reserved.
忍者ブログ [PR]