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災害関連(カトリーナ台風、地震、それ以外の災害)の心理学英語論文のアブストラクトを日本語に訳したものです。興味がある方、物足りない方はリンクをたどって本文を入手してお読みください。(リンク先への移動にはやや時間がかかるのでご注意ください)
2024/04/25
22:12:54
2011/03/31
21:42:17
Life course transitions and natural disaster: Marriage, birth, and divorce following Hurricane Hugo.
人生の変遷と自然災害:ヒューゴ台風後の結婚、出産、離婚
Cohan, Catherine L.; Cole, Steve W.
Journal of Family Psychology, Vol 16(1), Mar 2002, 14-25.
http://psycnet.apa.org/journals/fam/16/1/14/
1989年のヒューゴ台風上陸以降のサウスキャロライナ州の全土における結婚率、出産率、離婚率の変化が、プロスペクティブ研究のかたちで1975~1997年の変化と比較検討された。ストレス研究や経済状況に関する研究では、台風後には被災地域における結婚率と出産率が減少し、離婚率は増加すると考えられた。一方、愛着理論では、台風の後には結婚率と出産率が増加し、離婚率は減少すると考えられた。時系列の分析の結果、台風の次の年には、州の中で被災地域と認定された24郡の結婚率、出産率、離婚率はすべて、被災地域でない22郡よりも高まっていた。これらの結果を鑑みると、人々は生命に脅威を与えるような出来事に遭遇すると、自分の人生を大きく変える形で、親しい人間関係に対する重要な意味をもつ行為に踏み切ると考えられる。
人生の変遷と自然災害:ヒューゴ台風後の結婚、出産、離婚
Cohan, Catherine L.; Cole, Steve W.
Journal of Family Psychology, Vol 16(1), Mar 2002, 14-25.
http://psycnet.apa.org/journals/fam/16/1/14/
1989年のヒューゴ台風上陸以降のサウスキャロライナ州の全土における結婚率、出産率、離婚率の変化が、プロスペクティブ研究のかたちで1975~1997年の変化と比較検討された。ストレス研究や経済状況に関する研究では、台風後には被災地域における結婚率と出産率が減少し、離婚率は増加すると考えられた。一方、愛着理論では、台風の後には結婚率と出産率が増加し、離婚率は減少すると考えられた。時系列の分析の結果、台風の次の年には、州の中で被災地域と認定された24郡の結婚率、出産率、離婚率はすべて、被災地域でない22郡よりも高まっていた。これらの結果を鑑みると、人々は生命に脅威を与えるような出来事に遭遇すると、自分の人生を大きく変える形で、親しい人間関係に対する重要な意味をもつ行為に踏み切ると考えられる。
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