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災害関連(カトリーナ台風、地震、それ以外の災害)の心理学英語論文のアブストラクトを日本語に訳したものです。興味がある方、物足りない方はリンクをたどって本文を入手してお読みください。(リンク先への移動にはやや時間がかかるのでご注意ください)
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2024/04/19  04:31:21
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2011/04/11  21:51:52
Trauma and disaster as life disrupters: A model of computer-assisted psychotherapy applied to adolescent victims of the Chernobyl disaster.
人生のかく乱要素としてのトラウマと災害:チェルノブイリ災害の若年被害者に対するPCを使った心理療法
Kronik, Aleksandr A.; Akhmerov, Rashad A.; Speckhard, Anne
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 30(6), Dec 1999, 586-599.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/30/6/586/

本稿は、チェルノブイリ事故に遭った子どもたちの心的外傷反応に取り組むために心理学者の支援を受けて開発されたコンピューター技術を報告する。被災した子どもたちに携わっているメンタルヘルスの専門家によって、この子どもたちが過去・現在・将来について抱いている、同年代の子どもよりもかなり歪んだ思考や感情が明らかになった。チェルノブイリ事故に被災し避難した子どもたちは、自分が二度と家に帰れないこと、病気になるかもしれないこと、両親が通常よりも早い時点で亡くなるかもしれないこと、自分たちの環境が汚染されていることなどに気付いている。心理的時間に関する目標-原因理論に基づいて開発されたライフライン心理療法のプログラムソフト(著者であるA. Kronikから入手可能)についての説明と、今後の学校レベルの介入や予防サービスへの提言が行われた。


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2011/04/05  23:54:52
A meaningful role for graduate students in disaster mental health services.
災害メンタルヘルスサービスにおいて大学院生が果たすことのできる有意義な役割
Olson, R. Paul
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 31(1), Feb 2000, 101-103.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/31/1/101/

本研究は、アメリカ赤十字社の災害メンタルヘルスサービスプログラムを提供する際、大学院生が果たした役割について説明した。アメリカ赤十字災害メンタルヘルスサービスのチームは、自然災害のショックに関連する、災害直後の情緒面の要求やPTSDの危険に焦点をあてたサービスを行った。このサービスは被災者とボランティア両方の要求や反応に対応するためのもので、特にボランティアが注目された。25名の学生と教員からなるミネソタ専門心理学校のストレス対処チームの活動についても述べられた。このチームは洪水災害から来る強くトラウマティックなストレスの効果の査定したりくいとめるためにデザインされた。チームの具体的な目標は、地域のメンタルヘルスサービスや社会奉仕団体を支援し、情報を広め、サポートを提供し、専門的なメンタルヘルスサービスやそれ以外の災害復興サービスを必要とする被災者に対して、その重症度を判定することであった。



2011/04/04  21:52:37
Everyday technologies for extraordinary circumstances: Possibilities for enhancing disaster communication.
非常事態における日常の技術:災害時のコミュニケーションを促進する可能性について
Aten, Jamie D.; Leavell, Kari; Gonzalez, Rose; Luke, Theresa; Defee, Justin; Harrison, Kelly
Psychological Trauma: Theory, Research, Practice, and Policy, Dec 13, 2010, No Pagination Specified. 
http://psycnet.apa.org/psycinfo/2010-25579-001/

災害時には地域の中心となるインフラが壊滅し、コミュニケーションが阻害されがちなことが示されている(例えばBostian et al., 2002)。Rebmann, Carrico, & English(2008)では、適切な防災・災害対応にはコミュニケーションが必須であるが、災害の前後でコミュニケーションを維持することは非常に困難であることが示されている。しかし、災害時には新規あるいは既存のテクノロジー資源をうまく使うことによって、コミュニケーションを改善できるようだ。本稿の目的は、災害時のコミュニケーションを改善するために、普段使われている個人的なテクノロジーツールを活用する方法をとりあげることだ。さらに、ここで議論された新しい使い方が、コミュニケーション阻害と関係する短期あるいは長期的な災害トラウマの効果を和らげるために使われることが期待されている。


2011/03/30  10:07:17
Psychological impairment in the wake of disaster: The disaster-psychopathology relationship.
災害時の心理的障害:災害と精神病理の関係
Rubonis, Anthony V.; Bickman, Leonard
Psychological Bulletin, Vol 109(3), May 1991, 384-399. 
http://psycnet.apa.org/journals/bul/109/3/384/

量的変数を用いた52の研究を通して、災害発生と精神病理の関係が検討された。4セットの要因の関係を検討するために、記述・推論テクニックが用いられた。(1)被害者母集団の特徴(2)災害の特徴(3)研究手法(4)精神病理のタイプである。災害と精神病理の間には、小さいけれども一貫した正の関係が見られた。効果量推定における分散は有意であり、研究で用いられた手法が一部で影響を与えていた。研究手法の影響を統制すると、被災者と災害の特徴も、災害-精神病理の関係を説明していた。これらの結果をもとに、将来の研究へのインプリケーションのアウトラインが述べられた。


2011/03/29  22:50:34
Innovations in disaster mental health: Psychological first aid.
災害時のメンタルヘルスにおけるイノベーション:精神面の応急処置
Vernberg, Eric M.; Steinberg, Alan M.; Jacobs, Anne K.; Brymer, Melissa J.; Watson, Patricia J.; Osofsky, Joy D.; Layne, Christopher M.; Pynoos, Robert S.; Ruzek, Josef I.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(4), Aug 2008, 381-388.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/4/381/

心理学の専門家たちが、様々な危機やトラウマティックな出来事に対処するために召集された。しかし、危機的状況編の反応に関するトレーニングや見解は実践家によって違いがあり、ディブリーフィングを本質的特徴とする、広く知られているメンタルヘルスの危機介入プロトコルの価値については、かなり論争が巻き起こっている。本稿は、現地における精神面の応急処置をするための現場作業ガイド(PFAガイド)の開発過程、主要な原則、中心となる行動の概観を示し、災害やテロ関連の出来事にまきこまれたばかりの子どもや大人、家族のメンタルヘルス関係のニーズに実践家がすぐ答えられるよう、行動指針を示す。トレーニング、サービス提供者自身の自己管理、評価研究などの問題も指摘された。PFAガイドは、最新の研究と実践結果に適合すると考えられる形でのアプローチ方法を説明しており、現地での教育や使用、評価にも使えるようにできている。システマティックな研究が利用可能になったときには、ガイドがより洗練されていくことを期待しているが、(現行の)PFAガイドは災害時のメンタルヘルス問題に携わる実践家が、すぐ活用できるような、根拠に基づく最善の実践方法を明らかにする、持続的な協調作業の努力の賜物である。


2011/03/26  09:55:58
Perceived benefit and mental health after three types of disaster.
3つのタイプの災害後における、知覚された利益とメンタルヘルスについて
McMillen, J. Curtis; Smith, Elizabeth M.; Fisher, Rachel H.
Journal of Consulting and Clinical Psychology, Vol 65(5), Oct 1997, 733-739.
http://psycnet.apa.org/journals/ccp/65/5/733/

トラウマティックな出来事後の成長と知覚された利益についての研究は、ストレス研究においてもっとも将来性のある分野と賞賛されている。しかし、本研究にはいくつかの方法的な限界があり、それらについてはこのプロスペクティブ研究の中で述べられている。本研究は、3種類の災害が起きた後における、知覚された利益やメンタルヘルスの適応について検討した。フロリダ州マディソンの台風では、知覚された利益がもっとも高かった。その次に知覚された利益が高かったのは、テキサス州キリーンの銃乱射事件における生存者と、インディアナ州インディアナポリスの飛行機墜落事故の生存者であった。災害後4~6週間後の知覚された利益は、3年後のPTSDを予測した。知覚された利益は、被災の深刻さがメンタルヘルスの診断の長期的な変化に及ぼす影響を調整していた。知覚された利益がない場合には、被災の深刻さが増加し、回復の程度は減退した。知覚された利益があれば、被災の深刻さが増加するにつれ、回復の程度も増加した。臨床的な介入や今後の研究へのインプリケーションが議論された。

2011/03/25  09:51:00
Lightning-strike disaster: Effects on children's fears and worries.
落雷災害:子どもの恐れや心配への影響
Dollinger, Stephen J.; O'Donnell, James P.; Staley, Arlinda A.
Journal of Consulting and Clinical Psychology, Vol 52(6), Dec 1984, 1028-1038. 
http://psycnet.apa.org/journals/ccp/52/6/1028

選手や観客のほとんどが被害を受け、1名が死亡したサッカー試合の落雷事故について、選手や観客のうち10~13歳の子ども29名とその母親に対して、恐怖に関する調査が実施された。被災者と年齢・性別・社会経済的地位がマッチングされた子ども58名が、2種類の統制群が構成された。また、回答者の母親から尋ねる形で子どもの睡眠障害や身体症状が測定され、面接者が評価する形で被災によって生じた情緒的な動揺の強さが測定された。その結果、被災した子どもと統制群の違いは、子どもが報告した恐怖の程度にもっとも顕著にあらわれた。般化勾配は古典的条件付け理論から導かれる予測とかなり正確に一致した。荒天に対する被災した子どもの強い恐怖は、母親からのデータでも、本人からのデータでも、統制群の回答者と比べて著しく高かった。子どもの自己報告の恐怖は、母親が報告する子どもの睡眠障害や身体症状、面接者が評価した情緒的な動揺の強さと明確に関連していた。



2011/03/24  11:56:31
Mount Saint Helens's ashfall: Evidence for a disaster stress reaction.
セントヘレンズ山(訳注.アメリカ合衆国ワシントン州)に降る灰:災害ストレス反応の痕跡
Adams, Paul R.; Adams, Gerald R.
American Psychologist, Vol 39(3), Mar 1984, 252-260.
http://psycnet.apa.org/journals/amp/39/3/252/

 災害時のストレス反応を研究する現実場面として、セントヘレンズ山の降灰がとりあげられた。12の出先機関の災害前後の公式記録とレポートから収集したデータを元に、災害関連のストレスが精神疾患や社会行動に及ぼす影響が検討された。災害後のデータによれば、疾患、アルコール依存、家族ストレス、暴力、攻撃行動が、それと関係する適応上の問題を伴ってかなり増加していた。これらのデータは、深刻な災害の後には災害後のストレス反応が、比較的長期にわたり見られることを示唆している。



2011/03/23  10:19:03
The development of a national plan for disaster mental health.
災害時のメンタルヘルスに関する国家計画の作成
Jacobs, Gerard A.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 26(6), Dec 1995, 543-549.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/26/6/543/

本稿では、災害時のメンタルヘルスについて作成されてきた国家計画の歴史をふりかえり、現在の状態や将来の理論・研究・現場での実践への提言を行う。本稿では、長期的なフォローアップではなく、災害直後の緊急時のメンタルヘルスサービスに注目する。アメリカ赤十字のメンタルヘルスプログラムを主に、そしてそれより少なめではあるが、アメリカ心理学会の災害レスポンスネットワークにも注目する。


2011/03/21  10:47:53
An airport director's perspective on disaster planning and mental health needs.
空港管理官から見た、災害計画とメンタルヘルスの需要
Anderson, Timothy
American Psychologist, Vol 43(9), Sep 1988, 721-723.
http://psycnet.apa.org/journals/amp/43/9/721/

ミネアポリスのセントポール国際空港の管理官が、災害計画や災害に対する反応(メンタルヘルスも含む)について、空港が果たすべき主要な責任事項について説明した。彼は、産業の変化が空港の災害計画・関連する連邦航空局の規則・空港の災害計画の典型的な特徴に与える影響について議論する。昨今の墜落事故においては、心理的サービスのニーズが強調されている。心理学者やそれ以外のメンタルヘルスの専門家は、ぜひ空港管理官の求めに応じて災害計画の立案を支援し、空港管理においてこれらの問題がまだとりあげられていない地域でも積極的な役割を果たしてほしい。


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