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災害関連(カトリーナ台風、地震、それ以外の災害)の心理学英語論文のアブストラクトを日本語に訳したものです。興味がある方、物足りない方はリンクをたどって本文を入手してお読みください。(リンク先への移動にはやや時間がかかるのでご注意ください)
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2024/04/29  14:29:46
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2011/03/18  21:15:25
Hurricane Katrina's impact on the Mississippi Gulf Coast: General self-efficacy's relationship to PTSD prevalence and severity.
カトリーナ台風のミシシッピ湾沿岸への影響:全般的な自己効力感とPTSD罹患率と重症率の関係
Hirschel, Michael J.; Schulenberg, Stefan E.
Psychological Services, Vol 6(4), Nov 2009, 293-303.
http://psycnet.apa.org/journals/ser/6/4/293/

ミシシッピ湾沿岸のカトリーナ台風被災者399名に対する調査が実施され、PTSDと全般的な自己効力感の関係が検討された。仮説通り、全般的な自己効力感の高さはPTSDの罹患率と重症率と負の相関を示した。女性は男性よりもPTSDの重症度が高く、全般的自己効力感が低かった。また、台風のインパクトはPTSDの罹患率と重症度と正の相関を示した。年齢は全般的な自己効力感、PTSDの罹患率、重症度のいずれとも関係がなかった。性別はPTSDの罹患率とは関連していなかった。階層的重回帰分析と階層的ロジスティック回帰分析の結果でもPTSDと全般的自己効力感の強い関連が示された。研究の限界、今後の方向性や知見の実践的なインプリケーションが考察された。



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2011/03/18  21:06:45
The role of creative thinking in resilience after hurricane Katrina.
カトリーナ台風後に創造的思考がレジリエンスに果たす役割
Metzl, Einat S.
Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, Vol 3(2), May 2009, 112-123.
http://psycnet.apa.org/journals/aca/3/2/112/

本研究は、創造的思考がレジリエンス(逆境に遭遇しても主観的な精神的健康を維持すること)のプロセスを、直接、またはパーソナリティやデモグラフィック要因の調整を受けたうえで予測することを仮説とした。カトリーナ台風で住居をなくした80名の被災者が調査に回答し、創造的思考の測定尺度、逆境の知覚、精神的健康、短縮版のパーソナリティ測度、デモグラフィック要因を答えた。補足として、17名の参加者の経験の質的な研究が、文脈上の枠組みの理解を補強した。その結果、パーソナリティ特性とデモグラフィック要因を考慮すると、オリジナリティーとフレキシビリティーが精神的健康を有意に予測した。特にオリジナリティーは外向性の有意な予測因となり、外向性は人生満足度の有意な予測因となった。また、フレキシビリティーとオリジナリティーは、アフリカ系アメリカ人の臨床ストレスと人生満足度を有意に予測したが、ヨーロッパ系アメリカ人では有意な結果ではなかった。さらにオリジナリティーとフレキシビリティーは、より大きな所得格差を報告した参加者のレジリエンスを予測していた。これらの知見とインタビューのトライアンギュレーション(異なる研究手法とあわせること)によって、レジリエンスとしての創造的思考の現れはSESや文化、社会構造の調整を受けるが、社会的特権や資源の普及といった状況では効果が隠されてしまう可能性があるという考えが支持された。



2011/03/18  20:42:01
Postdisaster supervisor strategies for promoting supervisee self-care: Lessons learned from Hurricane
災害後の監督職(中間管理職?)が部下のセルフケアを促進するための戦略:カトリーナ台風からの教訓
Katrina.Aten, Jamie D.; Madson, Michael B.; Rice, Alon; Chamberlain, Amy K.
Training and Education in Professional Psychology, Vol 2(2), May 2008, 75-82.
http://psycnet.apa.org/journals/tep/2/2/75/

本稿の目的は監督職が部下のセルフケアを促進できるような災害後の戦略を提供することである。これらの提言は災害関連の精神医療と監督調査に基づいており、また、著者が南ミシシッピ地方でカトリーナ台風の後の大学という環境の中で行った管理と教育経験に基づくものでもある。それぞれの提言を強調するという目的のためにも,著者の台風後の管理経験が提供されている。災害時に部下がポジティブなコーピング反応を発達させられるよう、監督者に部下のセルフケアツールを提供する。



2011/03/18  20:14:09
Psychologists and Hurricane Katrina: Natural disaster response through training, public education, and research.
心理学者とカトリーナ台風:トレーニング、公教育、研究を通じた自然災害への反応
Schulenberg, Stefan E.; Dellinger, Kirsten A.; Koestler, Angela J.; Kinnell, Ann Marie K.; Swanson, David A.; Van Boening, Mark V.; Forgette, Richard G.
Training and Education in Professional Psychology, Vol 2(2), May 2008, 83-88.
http://psycnet.apa.org/journals/tep/2/2/83/

本研究の目的は、臨床/災害心理学のモデルを記述し、一人の心理学者がどのようにカトリーナ台風直後にトレーニングを適用したかを説明することである。本稿の主な目的は臨床心理学を学ぶ大学院生をトレーニングして被災者を支援することや、公教育や普及、そして研究に関連する。心理学者は将来災害が起きたときに自分自身が似たような立場に置かれるかもしれない。それに研究と事例報告に基づく理論を結びつけることは、精神医療の専門家が達成すべきトレーニング方法や災害時に役立つような様々な役割について考える際のアイディアの元となるかもしれない。そして本稿では臨床/災害心理学の教えをカリキュラムに含めたトレーニングプログラムに対する提言がなされている。


2011/03/18  19:54:28
Clinical research after catastrophic disasters: Lessons learned from Hurricane Katrina.
壊滅的な災害の後の臨床研究:カトリーナ台風からの教訓
Flory, Kate; Kloos, Bret; Hankin, Benjamin L.; Cheely, Catherine A.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 107-112.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/107/

カトリーナ台風のような壊滅的な災害に襲われると、心理学者や他の精神医療の専門家たちはどのように資源を使って求められている役割を果たそうかと思案に暮れる。著者たちは、災害に対する反応の臨床研究を実施することが、専門家の貢献の一つであると主張する。しかしながら、臨床研究をデザインし実施することは困難な課題であることも、著者たちは認識している。特に、多くの災害に続いて生じる個人的・システム全体の混乱状態の中での実施は困難である。よって、著者たちは自分たちがカトリーナ台風への対応の一部として実施した臨床研究での経験について細かく記述を行った。どのように研究をデザインし、回答者の選抜やデータ収集にどう苦心したのか、そしてこの試みを通じて得られた教訓をまとめ、統合した。災害関連の研究をしようと考える人たちが著者たちの失敗や成功から何かを学べることを祈っている。


2011/03/18  18:01:50
Hurricane Katrina: Experiences of psychologists and implications for future disaster response.
カトリーナ台風:心理学差の経験と将来の災害に対する反応へのインプリケーション
Jones, Russell T.; Immel, Christopher S.; Moore, Rachel M.; Hadder, James M.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 100-106.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/100/

カトリーナ台風の上陸は、昨今のアメリカ合衆国における、もっとも強力で破壊的な自然災害の一つとして位置づけられる。それだけでなく、この台風は働く心理学者が直面する挑戦の新しい基準ともなりえるものだ。著者たちは台風後の自分たちの役割を説明し、回復のための地域活動だけでなく、(メキシコ湾)沿岸領域における取り組みについても説明した。この沿岸領域に何度も派遣されている第一著者の経験や見識が特にとりあげられた。また、住むところを失って、著者の地域に避難してきたカトリーナ台風の被災者少数に対する心理検査も実施された。著者たちは沿岸領域の救援活動において、心理学者や他の精神医療従事者たちが直面した多くの課題を記録し、将来の災害救援活動の第一歩となるであろう、いくつかの提言を行っている。その中には、心理学者が救援活動に参加する方法や、介入を実施する際に生じる課題、異文化対応能力、コミュニティの備えや科学的研究についてのものが含まれている。


2011/03/18  17:37:47
Reflections on Hurricane Katrina and its impact: One psychologist's experience.
カトリーナ台風とそのインパクトをふりかえる:ある心理学者の経験
Kamps, Jodi L.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 7-11.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/7/

ニューオリンズの住民で児童心理学者として活動している者として、カトリーナ台風を経験するというのは、一体どんなものなのか?本稿はある心理学者のカトリーナ台風の前、あいだ、そして台風後の経験を垣間見たものである。著者はこの嵐が自分の専門的・そして個人的な生活に与えたインパクトの詳細を語るだけではなく、台風やそれ以外の自然災害に遭遇するかもしれない他の心理学者にむけての実践的な提案もしている。


2011/03/18  17:30:06
Meeting mental health needs following a natural disaster: Lessons from Hurricane Katrina.
自然災害後の精神医療の需要を満たす:カトリーナ台風からの教訓
Madrid, Paula A.; Grant, Roy
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 86-92.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/86/

カトリーナ台風はルイジアナ州やミシシッピ州に住む数えきれないほど多くの家族に壊滅的な被害をもたらした。住居は破壊され、仕事はなくなり、家族はときには州をまたいで、連絡をとりあうこともできないまま、はなればなれになってしまった。災害後のストレス反応が生じることは一般的であり、脆弱性をもつ人がもっとも影響を受けてしまう。精神医療サービスは差し迫った需要を満たせるほど十分ではなく、災害後の精神医療の問題は長い時間をかけて現れることも多い。本稿では家を失ったり、避難生活を余儀なくされている子どもたちや家族のもつ、精神医療に対する需要や、この新しいレベルの需要に長期的に答えることのできる精神医療プログラムを開発するために必要なステップについて書いている。


2011/03/18  17:19:37
Public mental health: The role of population-based and macrosystems interventions in the wake of Hurricane Katrina.
公衆精神衛生:カトリーナ台風直後の住民ベースでマクロシステム的な介入の役割
McGuinness, Kevin M.; Coady, Jeff A.; Perez, Jon T.; Williams, N. Chanell; McIntyre, David J.; Schreiber, Merritt D.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 58-65.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/58/

政策立案者や意思決定担当者たちは、想像を絶する惨事の直後に、荒廃したコミュニティの需要を把握するために苦心している。専門的な心理学は災害の結果を吟味して、その答えのいくつかを提供している。6名のアメリカ公衆衛生局の職員である著者たちは、この新しい活動領域における自分たちの経験を記述している。著者たちはカトリーナ台風災害に国家が対応していたとき、連邦レベル、州レベル、そして地方レベルの政府で働いていた。著者たちは高い付加価値をもつ実践領域を特定することに奮闘し、専門的な心理学者の新しい役割を明らかにした。著者たちは、従来の危機やトラウマ介入は、従来とは異なる住民ベースでマクロシステムレベルの介入を含む形に拡張していることを主張する。このような役割はナラティブ形式で探求されており、役割の価値を認識し、それらを効果的に配置する意思決定者たちに心理学者が及ぼすことのできる影響力についての専門的・個人的洞察を与えるものである。


2011/03/18  15:11:41
Reestablishing mental health services in St. Bernard Parish, Louisiana, following Hurricane Katrina.
カトリーナ台風以後のルイジアナ州セントバーナード郡におけるメンタルヘルスサービスの再構築
Mitchell, Monica J.; Witman, Marjorie; Taffaro, Craig
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 66-76.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/66/

2005年8月にカトリーナ台風がルイジアナ沿岸を襲い、セントバーナード群の住民たちは家や仕事を失い、社会的ネットワークが危機にさらされた。著者たちが2005年12月(カトリーナ台風の4カ月後)に郡に配置されたときには、悲嘆や抑うつ、不安、心的外傷後ストレス、適応障害、精神疾患の症状がクリニックの患者たちから逸話的に報告された。その後2006年8月(カトリーナ台風の11カ月後)に、著者たちがフォローアップとして現地を訪れた際に行った調査データの分析を通して、これらの逸話が本当であったことが確認された。アメリカ合衆国公衆衛生局との提携のもと、セントバーナード郡は郡の再建をするなかで、医療並びに精神保健サービスの復元を優先した。精神保健の実践と社会政策へのインプリケーションが要約された。


2011/03/18  15:10:48
In the aftermath of Hurricane Katrina: A personal story of a psychologist from New Orleans.
Osofsky, Joy D.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 12-17.
カトリーナ台風の余波:ニューオリンズ出身の心理学者の身の上話
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/12/

著者はニューオリンズに在住する心理学者でトラウマ研究を専門としている。本稿ではカトリーナ台風の余波で彼女に起こった身の上話が記されている。危機に対する直後の反応は自分のコミュニティーの破壊と関連した個人的な感情の生起であり、精神的健康反応を組織化する方法が精緻化された。さらに、著者はルイジアナ州立大学ヘルスサイエンスセンターのトラウマ対処チームの働きを記述し、彼らが災害直後からクルーズ船を使ってニューオリンズの最初の避難者たちや学校やコミュニティに対して、奉仕活動やメンタルヘルスサービスを実施したことを記している。著者は災害時の心理的な応急処置について述べ、最初の避難者や子ども、そして家族の経験を説明している。最後に著者が学んだ教訓が精緻化されている。このような人生をひっくりかえすような経験の中では、ネガティブな教訓もあるがポジティブな教訓も得られる。代理受傷を認識することや、被害者、生存者、そしてメンタルヘルスを与える人々のセルフケアが重要であることが強調された。。



2011/03/18  15:10:07
Organizing chaos: Crisis management in the wake of Hurricane Katrina.
カオスの体系化:カトリーナ台風を受けた危機管理
Rizzuto, Tracey E.; Maloney, Laura K.
Professional Psychology: Research and Practice, Vol 39(1), Feb 2008, 77-85.
http://psycnet.apa.org/journals/pro/39/1/77/

本研究では、D.Smith(1990)の危機管理モデルを使って、ニューオリンズにあるルイジアナ動物虐待防止協会のカトリーナ台風に対する対応を時系列で記録し、この危機の特徴や、台風後の数年間に組織が直面した定番のパターンについて解説した。著者たちはこの危機が様々な段階でもたらした組織的難題を記述し、組織の成功を後押しした長所が何であったのかを明らかにした。組織や組織心理学者がカトリーナ台風の惨事から学ぶことのできる実践的・理論的な見解がもたらされた。今後生じるかもしれない危機的状況にうまく備えられるようになるための5つの教訓が要約された。



2011/03/18  15:09:25
A preliminary investigation of family coping styles and psychological well-being among adolescent survivors of Hurricane Katrina.
カトリーナ台風の青少年被災者の家族のコーピングスタイルおよび精神的健康についての予備調査
Vigil, Jacob M.; Geary, David C.
Journal of Family Psychology, Vol 22(1), Feb 2008, 176-180.
http://psycnet.apa.org/journals/fam/22/1/176/

カトリーナ台風を生き延び、現在避難者のための仮設住宅に住む50名の青少年(12~17歳)と、年齢や人種、社会的地位が同程度であり、被害を受けなかった青少年31名の比較が行われた。台風被害者は、信頼の増加と家族やコミュニティに基づくサポートを更に求めようとする動きの反映として、家族をまとめるための方略(family mobilizing strategy)がとられていることを報告した。同時に彼らは、自尊心が下がっており、苦痛や抑うつといった症状を多く示していた。追跡調査の結果、回答者の台風関連のトラウマ経験や心理的苦痛に見られる回答グループの差は、一部分は家族のコーピング方略によって媒介されていることが示唆された。すなわち、コミュニティーからもたらされるサポートの増加は青少年の精神的健康に予期せぬ結果をもたらしている可能性が指摘された。これらの結果は、大規模災害の影響を受けた青少年の家族のコーピングスタイルがもたらす利益とコストとを明らかにする研究をすすめることの重要性を指摘するものである。



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